昭和55年版 通信白書

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1 防災対策の基本的な考え方

(1) 国内公衆電気通信
 電電公社における防災対策は,次の三つの基本的な考え方に基づき,進められている。
[1] 災害に強く信頼性の高い電気通信設備を設置するとともに,直接被害を受けなかった都市相互間の通信が途絶したりマヒしたりしないようシステムとしての信頼性向上を図る(システムとしての信頼性向上)
[2] 被災した地域との通信が全面的に途絶することのないよう最小限の通信手段を確保する(通信の途絶防止)
[3] 災害を受けた通信設備をできるだけ早く復旧する(早期復旧)
(2) 国際公衆電気通信
 国際電電における防災対策は,国際通信確保のため,通信設備や局舎建物に対し防災整備を実施するとともに,国際伝送路の複数化,代替伝送路の設定及び国内伝送路の確保等について内外の関係機関と連絡調整を行うこととし,災害時には各事業所の組織機能を最大限に発揮して通信の疎通と施設の早期復旧に努めることとしている。

 

 

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