第1節 宇宙通信発展の歩み 第2節 進展する宇宙通信の現況 第3節 宇宙通信の監理 第4節 宇宙通信の展望
第1部 総論 第1節 宇宙通信発展の歩み 第2節 進展する宇宙通信の現況 第3節 宇宙通信の監理 第4節 宇宙通信の展望 第2部 各論 第1章 郵便 第2節 郵便の利用状況 第3節 郵便事業の現状 第2章 公衆電気通信 第2節 国内公衆電気通信の現状 第3節 国際公衆電気通信の現状 第4節 事業経営状況 第3章 自営電気通信 第1節 概況 第2節 分野別利用状況 第4章 データ通信 第2節 データ通信回線の利用状況 第3節 データ通信システム 第4節 情報通信事業 第5章 放送及び有線放送 第1節 概況 第2節 放送 第3節 有線放送 第6章 周波数の監理及び無線従事者 第1節 周波数の監理 第2節 電波監視等 第7章 技術及びシステムの研究開発 第2節 基礎技術 第3節 電磁波有効利用技術 第4節 有線伝送及び交換技術 第7節 衛星通信の研究 第8節 その他の研究 第8章 国際機関及び国際協力 |
7 外国郵便（1）外国郵便物数の動向ア．概 況 51年度の外国郵便物数は，第2-1-27表のとおりである。これを対前年度比でみると，外国あてのものについては，航空郵便物は，6.9％の増加であったのに対し，船便郵便物は11.2％の減であり，外国あて郵便物全体としては3.7％の増加であった。 一方，外国来郵便物数は，対前年度比でみれば，航空郵便物は，3.3％の増加であったが，船便郵便物は1.9％の減少であり，外国来郵便物全体としでは1.0％の増加であった。 次に，外国あてと外国来の郵便物を比較してみると，通常郵便物については外国来のものが外国あてのものより多く，小包郵便物にあっては外国あてのものが外国来のものより多い。 イ．航空便船便別の利用動向 この10年間における外国あて通常郵便物の動きをみると，10年前に比べて航空便が32.5％増加しているのに対して船便は45.2％減少しており，航空便と船便の物数比は，41年度において航空便70に対して船便30であったのが51年度では85：15となっている。 また，小包郵便物については41：59であったのが，63：37と逆転している。 一方，外国から到着する郵便物については，10年前に比べて通常郵便物で航空便が35.5％増加しているのに対して船便は4.1％減少しており，航空便と船便の利用比は，41年度において61：39であったのが，51年度では，70：30と格差を広げている。 小包郵便物については41年度は31：69と船便が断然優位に立っていたのが，51年度では47：53とその格差が縮まってきている。 このことは，外国郵便の利用形態が船便から航空便に移行していることを示している（第2-1-28図〜第2-1-31図参照）。 （2） 外国郵便の地域別交流状況 51年度の調査によれば，外国あて郵便物中，通常郵便物についてはアジアが前年度より0.3％増えて29.5％となり第1位を占めた。第2位は0.8％増えたヨーロツパであったが，前年度第1位の北米は，前年度より2.8％減って第3位となった。このほか中南米については，前年度の7.3％が8.9％と伸びており注目される。 また，小包郵便物については，北米が0.9％減となったものの依然として第1位を占め，続いて29.9％（対前年度比0.7％増）のアジア，21.0％（前年度と同率）のヨーロッパが続いている。 一方，外国から到着する郵便物については，北米からの郵便物が最も多く第1位を占めているが，特に小包郵便物は，44.2％と圧倒的に多い。第2位は通常郵便物の場合はヨーロッパ，小包郵便物の場合は，アジアとなっており，第1位と第2位をそれぞれ合計すると通常郵便物で70.5％，小包郵便物で67.6％がこれらの地域で占められている（第2-1-32図参照）。 （3） 外国通常郵便物の種類別利用状況 航空郵便物についてみると，外国あて及び外国来とも書状の利用が最も多く，それぞれ航空郵便物全体の70％を占めているが，これに対して船便郵便物では印刷物の利用が断然多く，外国あて及び外国来とも船便郵便物全体の90％を越えている（第2-1-33図参照）。       
|