昭和52年版 通信白書

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6 省資源関連技術

 資源保護,環境保全は,我が国ばかりでなく世界的な課題となっており,資源の有効利活用,代替資源の開発について検討が進められている。
 電電公社では,ケーブル屑等の廃棄プラスチックの利活用を図るとともに,銅資源の枯渇化傾向に備え,アルミ導体ケーブルの実用化を進め地下配線用ケーブルへの適用についての試験に引き続き架空用ケーブルへの適用を図るための試験が行われている。
 さらに,省エネルギー,省資源あるいは環境保全を図るものとして,また商用電源の得られない地域あるいは商用電源を得るのに多額の費用を要する地域の通信用自立電源として,新エネルギー変換電源方式の実用化が進められている。すなわち,太陽エネルギーや風力等の自然エネルギーを利用する通信用電源装置として太陽電池式電源装置の試験が行われているほか,風力発電式電源装置についても開発が進められている。
 

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