平成2年版 通信白書

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第1章 平成元年通信の現況

(3)産業の情報化の特徴

 産業における情報化の特徴として、企業におけるネットワーク化は引き続き進展しているが、やや落ち着きをみせていることが挙げられる。
 ネットワーク化指標からみると、企業におけるネットワーク化は進展しつつあり、昭和63年度においても普及率は引き続き対前年度比11.1%増と伸びているが、その伸び率は前年度(12.5%)に比べて減少しており、ネットワーク化の伸びはやや落ち着きをみせている。
 また、企業におけるデータ通信のネットワーク化の進展を産業の情報化指標における装備指標の伸び率の推移からみると、昭和57年度から昭和60年度にかけてのコンピュータ機器装備の伸びを受ける形で昭和60年度から昭和62年度にかけて高速デジタル回線を中心とした通信回線装備の伸び率が大きく上昇していることから、この時期にネットワーク化が急速に進展したことがうかがえる。
 一方、昭和63年度にサービスが開始されたISDNサービスの提供地域の拡大に伴い、これを装備する企業も急速に増加していることなどから、今後もネットワーク化を中心とした産業の情報化の進展は続いていくものと考えられる。

 

 

(2)ネットワーク化の進展状況 に戻る 第1章第3節4 地域の情報化 に進む