総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和元年版 > 変化したメディア環境と社会への影響
第1部 特集 進化するデジタル経済とその先にあるSociety 5.0
2 デジタル経済が進化した平成時代

(3)変化したメディア環境と社会への影響

インターネットと携帯電話の発展・普及は、「個対個」のコミュニケーションを容易にするとともに、音声のみならず、文字や画像、動画といった多彩な手段によるコミュニケーションを可能にした。

また、ソーシャルメディアという言葉が示すとおり、このようなコミュニケーションは、新たなメディアとしての性質も持つようになった。人々は、新聞やテレビのような従来のマスメディアに加え、掲示板やブログ、SNSを情報収集源とするようになった。その結果、対面でのコミュニケーション、マスメディア、そしてインターネットによるメディアは、相互に関係・影響しながらそれぞれの役割を果たすようになった。

他方、人々がインターネットからの情報収集を積極的に行うようになるにつれ、社会の二極化が進んだのではないかという見方も出てきている。すなわち、インターネットを通じ、人々は自分の望む情報や、自分と考えの近い人の意見に偏って接するようになり、元々持っていた考えがより強化される結果、両極化するというものである。この点については、本当にそのようなことが起こっているのか、引き続き検証が必要と考えられる。また、インターネット上での炎上という現象や、フェイクニュースについても議論が起こっている。

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