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第2部 基本データと政策動向
第6節 ICT利活用の推進

(2)クラウド等を活用した地域ICT投資の促進

総務省は、地域活性化を図るためのICT投資を一層促進させるための具体策を検討するため、2015年(平成27年)1月から「クラウド等を活用した地域ICT投資の促進に関する検討会22」を開催し、同年7月にクラウドサービス等によるビジネスへの転換による生産性・収益性の向上や、地域の活性化を目的とした推進体制の整備が必要である旨を取りまとめた。

取りまとめの趣旨に賛同した民間企業8社により、同年12月、「一般社団法人クラウド活用・地域ICT投資促進協議会23」(略称:CLOUDIL(クラウディル))が設立された。同協議会は、2016年(平成28年)2月から、地域における中小規模事業者等を対象に、クラウド活用を促進するためのセミナーを開催するなど、全国で周知啓発活動を展開している。

2018年(平成30年)には、コンテスト形式による「全国クラウド活用大賞」(主催:CLOUDIL、共催:総務省)を実施した。5カ所の会場(青森、石川、長野、大阪、福岡)で、計31社の地方の中小規模事業者が参加した地方大会を開催し、優れた活用事例に対して表彰を行った。さらに、5カ所の会場で優れた取組として選ばれた中小規模事業者を集めた決勝大会を東京にて開催した。決勝大会では、地方の中小規模事業者が持つポテンシャルをICTにより引き出し、働き方改革や革新的ビジネスモデルの創出事例となる取組に対して総務大臣賞等を表彰するなど、多くの成功事例を全国に発信した(図表4-6-5-1)。

図表4-6-5-1 「全国クラウド活用大賞」受賞一覧


22 クラウド等を活用した地域ICT投資の促進に関する検討会: http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/cloud-utilization/別ウィンドウで開きます

23 一般社団法人クラウド活用・地域ICT投資促進協議会:http://www.cloudil.jp/別ウィンドウで開きます

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