第2部 基本データと政策動向
第1節 ICT産業の動向

(3)雇用者数

●2017年時点の情報通信産業の雇用者数は、399.0万人で全産業の5.8%を占めており、2000年からは15.9%減少

2017年の情報通信産業の雇用者数は、399.0万人(前年比0.1%増)、全産業に占める割合は5.8%であった。2016年と比較すると、「インターネット附随サービス業」(前年比3.4%増)、「通信業」(前年比2.4%増)、「情報サービス業」(前年比1.6%増)はそれぞれ堅調に増加している一方、「映像・音声・文字情報制作業」(前年比4.0%減)、「放送業」(前年比1.8%減)、「情報通信関連サービス業」(前年比1.5%減)、「情報通信関連製造業」(前年比0.9%減)は減少した(図表3-1-1-7)。

2000年と2017年の数値を比較すると、情報通信産業全体で15.9%の減少となっている。特に「情報通信関連建設業」は78.0%の減少、「情報通信関連製造業」は44.8%の減少となっており、減少割合が非常に大きい。他方、「インターネット附随サービス業」や「情報サービス業」は、大幅に増加している9図表3-1-1-7)。

図表3-1-1-7 情報通信産業の雇用者数の推移10
(出典)総務省「平成30年度 ICTの経済分析に関する調査」(2019)
「図表3-1-1-7 情報通信産業の雇用者数の推移」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら


9 「インターネット附随サービス業」は、2010年から2017年にかけて36.7%の増加、「情報サービス業」は2000年から2017年にかけて24.7%の増加となっている。

10 数値の詳細については巻末データ10を参照。

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