昭和56年版 通信白書

第5章　放送及び有線放送

第1節　概　　況

　1　　放　送

　我が国の放送は，ＮＨＫと民間放送とによって行われており，放送の種類としては中波放送，短波放送，超短波放送（ＦＭ放送）及びテレビジョン放送がある。
　国内放送については，昭和55年度末現在，放送事業者数はＮＨＫのほか民間放送が112社あり，これらの放送事業者が開設する放送局数は1万2，051局となっている。放送局数の内訳は中波放送局504局，短波放送局2局，超短波放送局491局，テレビジョン放送局1万1，054局である。また，民間放送112社の内訳はラジオ・テレビ兼営社36社，テレビ単営社59社，ラジオ単営社17社である。
　一方，国際放送は，ＮＨＫがニュ一ス，国情紹介等を短波帯の周波数を使用して21の言語で，1日延べ37時間にわたり，18の特定の区域向けの地域向け放送（リージョナル・サービス）及び全世界向けの一般向け放送（ジェネラル・サービス）を実施している。