昭和51年版 通信白書

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1 テレビ電話及びCCTV

 我が国におけるテレビ電話は,電電公社により45年の万国博に1MHz方式の装置が出展されて以降引き続き開発が進められてきているが,47年度末からは短距離の範囲内でグループタイプの4MHz方式の白黒テレビ電話サービスが試行的に開始された。また,49年には全国的規模を想定した1MHz方式及び4MHz方式の白黒テレビ電話が東京,大阪に合計54台設置され試験が実施された。50年度以降は,引き続き各種機能の充実とより低廉なコストを目標に検討が進められている。
 CCTV(Closed Circuit Television:専用テレビ)の分野では,44年度から4MHzで白黒テレビ信号を約20kmの範囲で伝送する映像伝送サービスが開始されたが,47年度にはカラー化され,交通管制等の遠方監視,ホテルを結んだ外国語有線放送,書類照会などに利用されている。現在,伝送可能距離の拡大が検討されており,51年度には大阪京都間約60kmをC-60M方式で結ぶ中距離システムの実用化が行われている。
 

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