昭和51年版 通信白書

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7 省資源関連技術

 資源保護と環境問題への関心は世界的な問題となっており,新技術の開発や応用にあたって,このことに深く留意する必要がある。
 電電公社では,ケーブルくず等の廃プラスチックの利活用を図るため,地下管路用枕木として再利用する技術を確立した。
 また,枯渇化傾向にある銅資源の代替として,アルミ導体ケーブルの実用化を進め,市内中継ケーブルの試験を終り,十分実用化の見通しを得た。また,市内加入者ケーブル,市外ケーブルへの適用についても検討が進められている。
 一方,継電器接点に従来使用していたパラジュームの節減を図るため,銀パラジューム合金を採用して,同等の性能を得ることに成功している。
 なお6項でもふれたように,太陽エネルギーや風力エネルギー等を利用する通信用電源装置の実用化も進められている。
 

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