平成15年版 情報通信白書

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第1章 特集「日本発の新IT社会を目指して」

2 インターネット利用による生活の変化

(1)インターネットによる生活行動の変化

「ながら利用」が進むインターネット

 インターネット利用は、人々の生活行動に変化を与えている。インターネットによって生活に起きた変化について尋ねたところ、「趣味」が広がった、「流行への反応」が敏感になった、「自己表現や創作の機会」が増えたと回答する人が多く、他方「テレビや雑誌を見る時間」や「外出機会」が減少したと回答する人が多い(図表1))。インターネットは、知的活動を支援、拡大する一方で、インターネットで代替可能なメディア行動や外出行動は減少させている。

 
図表1) ここ1年間でインターネット利用によって変化したこと※

図表1) ここ1年間でインターネット利用によって変化したこと※
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 また、常時接続環境や携帯インターネットの普及により、インターネットはほかの行動と同時に利用されることが多くなっていると考えられる。そこで、インターネットを利用しながらほかに何をしているか、いわゆる「ながら利用」の状況を調査したところ、パソコンからのインターネット利用者の53.4%が「テレビやビデオを見ながら」インターネットをしている。また、携帯電話やPHSからインターネットを利用する人の42.4%が「人や電車を待ちながら」、39.9%の人が「電車やバスで移動しながら」インターネットを利用しており、移動時間や待ち時間に携帯インターネットを利用するという利用法も定着している(図表2)、3))。このように、インターネット利用者は、「ながら利用」により、メディアの複合的利用や時間の有効活用を行っている。

 
図表2) パソコンからのインターネット利用時によくしていること(複数回答)

図表2) パソコンからのインターネット利用時によくしていること(複数回答)
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図表3) 携帯電話・PHSからのインターネット利用時によくしていること(複数回答)

図表3) 携帯電話・PHSからのインターネット利用時によくしていること(複数回答)
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