平成15年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)衛星放送の高度化

平成23年(2011年)までにBSアナログ放送を終了

 我が国の衛星放送は、平成元年のBSアナログ放送の開始以来、その受信世帯数を着実に伸ばしている。また、他の放送メディアに先駆けてデジタル化が進み、BS・CSデジタル放送がそれぞれ開始されている。他方、地上放送のデジタル化に向けた本格的な取組、ケーブルテレビによる多チャンネルサービス、ブロードバンドサービスの進展等により、国民のメディアへのアクセス手段の多様化が進むなど、衛星放送をめぐる環境は変化してきている。
 総務省では、こうした状況に対応するため、平成14年3月から、1)衛星放送のメディアとしての位置付け及びその発展の方向性、2)BSデジタル放送の普及の在り方、3)CSデジタル放送の普及の在り方について検討を行うことを目的として「衛星放送の在り方に関する検討会」を開催し、平成14年7月に中間報告が取りまとめられた。
 その後、同検討会において引き続き検討を重ね、平成14年12月、BSデジタル放送、CSデジタル放送及び東経110度CSデジタル放送における課題並びに国民視聴者の立場からの課題を指摘した最終取りまとめが行われた(図表)。

 
図表 「衛星放送の在り方に関する検討会」最終取りまとめの概要

図表 「衛星放送の在り方に関する検討会」最終取りまとめの概要
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 この中で、BSアナログ放送について、平成23年(2011年)までに終了することが適当であるとされており、総務省では取りまとめを受け、 関係告示の整備を行った。
 また、平成15年2月からCSデジタル放送に関係する事業者である委託放送事業者等(委託放送事業者と衛星役務利用放送事業者)、プラットフォーム事業者、衛星事業者(受託放送事業者と衛星系電気通信事業者)の3者相互間及び視聴者との間の在り方を検討することを目的として「CSデジタル放送に関係する事業の在り方に関する検討会」を開催し、同年4月には、「衛星放送におけるプラットフォーム事業者の業務に係るガイドラインに関する指針」が取りまとめられた。

関連ページ:衛星放送については、2-3-2(3)参照

 
参考:「衛星方法の在り方に関する検討会」
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