平成15年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

第8節 研究開発

1 情報通信産業の研究開発

平成13年度の情報通信産業の研究開発費は、4.6兆円

1 情報通信産業の研究開発費

 情報通信産業の研究開発費(注1)は、平成13年度において4兆6,200億円(対前年度比2.1%増)となっている(図表1))。我が国の経済低迷等により、民間企業等の研究開発費は横ばいとなっている中、全産業に占める情報通信産業の研究開発費の割合は、平成13年度において39.7%となり、全産業の約4割を占めている。

 
図表1) 情報通信産業の研究開発費の推移

図表1) 情報通信産業の研究開発費の推移
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2 情報通信産業の技術ストック

 技術は、研究開発の実施の後、一定期間を経て技術ストック(注2)として蓄積され、企業の生産性向上等に寄与する。また、技術ストックは、時間の経過とともに、新しい技術の登場等により、その価値は減少する。
 情報通信産業の研究開発費の増加に伴い情報通信産業に蓄積された技術ストックも同様に増加している。平成13年度における情報通信産業の技術ストックは29兆8,670億円(対前年比5.7%増)となっており、全産業の技術ストックの36.4%を占めている(図表2))。

 
図表2) 情報通信産業の技術ストックの推移

図表2) 情報通信産業の技術ストックの推移
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(注1)総務省「科学技術研究調査」、経済産業省「産業連関表延長表」等により推計
(注2)技術ストックは、恒久棚卸法により下式のように定義し、推計
T t=Rt−3+(1−δ)T t−1
T t:t期における技術ストック、R t−3:t−3期における実質研究開発支出額、δ:技術知識の減耗率(10%と仮定)

関連ページ:研究開発の推進については3-8参照

 

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