平成15年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)ネットワーク・ロボット技術の将来展望

ロボットとユビキタスネットワークの融合

 現在、何でもどこでもネットワークにつながるユビキタスネットワーク社会の早期実現に向けて、産学官での様々な取組が行われている。今後、ユビキタスネットワークが、家庭やオフィスでの利用が期待されるパーソナルロボットや業務用ロボット等とつながる(「ネットワーク・ロボット」)ことにより、新たなライフスタイルが創出され、高齢化・医療介護問題等の様々な社会的問題の解決に寄与するのみでなく、21世紀における日本発の新IT社会の構築にも貢献することが期待されている(図表)。
 その実現の大きな鍵は、ユビキタスネットワークとロボットを結ぶネットワーク技術の研究開発、標準化である。欧米においても産学官による様々なプロジェクトが積極的に推進されている。このため、我が国の国際競争力を確保し、戦略的な研究開発を推進するためには、ネットワーク・ロボットの総合的な推進方策を早期に検討することが必要である。
 総務省では、ネットワーク・ロボットの将来イメージを明確化するとともに、取り組むべき研究開発課題・標準化課題、実現による社会的・経済的効果、実現のための研究開発推進方策、普及推進方策等を検討するため、平成14年12月から「ネットワーク・ロボット技術に関する調査研究会」を開催し、平成15年6月に報告書が取りまとめられる予定である。

 
図表 ネットワーク・ロボットの実現イメージ

図表 ネットワーク・ロボットの実現イメージ

 
参考:「ネットワーク・ロボット技術に関する調査研究会」
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