総務省トップ > 政策 > 白書 > 25年版 > 情報セキュリティに係るリテラシー
第1部 特集 「スマートICT」の戦略的活用でいかに日本に元気と成長をもたらすか
第2節 情報セキュリティと安心・安全な利用

(5)情報セキュリティに係るリテラシー

情報セキュリティ対策に係る情報を得られているかについて尋ねたところ、米国、英国、フランス及びシンガポールでは得られているとの回答が5割を超えたのに対し、日本及び韓国では4割を下回るという対照的な結果となった(図表3-2-2-9)。

図表3-2-2-9 情報セキュリティ対策に関する情報の入手
(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)
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なお、情報セキュリティに関する教育・研修を学校や職場で受けた経験について尋ねたところ、日本や韓国では「ない」との回答が6割を超える結果となった。なお、フランスでは「自分で学習している」との回答が3割を超え、シンガポールでは「会社で受講したことがある」との回答が3割を超えている(図表3-2-2-10)。

図表3-2-2-10 情報セキュリティの教育・研修を受けた経験
(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)
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さらに、情報セキュリティ対策の実施状況と情報セキュリティ対策に関する情報の入手状況の関連性についても分析したところ、各国とも情報を得ていない人ほど、対策を行っていないという結果が出た。日本、韓国及びシンガポールでは、「十分に得ている」利用者と「まったく得られていない」利用者の間での「対策を行っていない」割合の開きが大きく出ている(図表3-2-2-11)。

図表3-2-2-11 情報セキュリティ対策の実施状況(情報セキュリティ対策情報の入手状況別)
(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)
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情報セキュリティ対策情報を「あまり得られていない」または「まったく得られていない」と回答した利用者に対して、情報セキュリティ対策情報を入手するにあたって感じている問題について尋ねたところ、大きく3つに分かれた。日本や韓国では利用者の6割前後が「難しい用語が多い」と回答した。他方、英国やシンガポールは「情報が多すぎる」という回答が最も多く、米国やフランスでは「情報がどこにあるか分からない」との回答が最も多かったが、いずれも4割を下回る結果であった(図表3-2-2-12)。

図表3-2-2-12 情報セキュリティ対策情報の入手にあたって感じる問題
(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)
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