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第2部 情報通信の現況・政策の動向
第2節 総合戦略の推進

(3)「クラウドテストベッドコンソーシアム」の活動

総務省は、中小企業、ベンチャー企業等による新たなクラウドサービスの開発を支援するため、平成23年度から「中小・ベンチャー企業向け先進的クラウドサービス創出支援事業」を実施している。

同事業では、中小企業等のクラウドサービス開発を支援する環境を整備するとともに、独立行政法人情報通信研究機構及び独立行政法人統計センターと連携して、中小企業等に対してインキュベーション施策等を提供するため、平成23年12月に「クラウドテストベッドコンソーシアム3(CTC)」を設立し、平成25年3月末時点で、61の企業及び10の団体が参加している。

CTCでは、会員にクラウドサービスの開発環境となる仮想マシンや、統計データを機械が判読可能かつ2次利用が容易な形で提供する仕組であるWebAPI(統計データベースAPI)機能を試験的に提供している。さらに、会員からの提案に基づき「統計活用ワーキンググループ」を設置し、統計情報のビジネス活用に向けた議論等を進めているほか、平成25年2月に統計データ及び統計データベースAPI機能を活用したサービスに関するアイデアを広く募集する「統計データベース・アイデアソン」を開催した。IT総合戦略本部等において、オープンデータに関する議論が本格化しており、CTCの統計情報を活用した取組は、我が国のオープンデータの先行事例の1つである。

引き続き、CTCの活動を推進し、我が国の中小企業、ベンチャー企業等のクラウドサービス創出を支援していく。



3 クラウドテストベッドコンソーシアム:

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