第2部 情報通信の現況と政策動向
第4章 情報通信の現況
4 家計におけるコンテンツ利用状況
●家計におけるコンテンツ関連支出は、書籍、新聞等の印刷物、放送受信料の順に大きく、対前年比では放送受信料とテレビゲームが増加
総務省「家計調査」によると、平成21年の家計のコンテンツ関連の年間支出総額は、8万4,692円(対前年比1.3%減)となっている(図表4-5-4-1)。内訳としては、書籍、新聞等の印刷物が4万7,292円と最も大きく、放送受信料が2万2,353円で続いている。支出額の対前年比を見てみると、音楽・映像メディアと書籍・新聞等の印刷物が減少、放送受信料は増加、テレビゲームは大幅な増加となった。
図表4-5-4-1 コンテンツ関連の年間消費支出額
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●インターネット利用者のうちデジタルコンテンツ購入経験がある人の割合は、パソコンでは13.7%、携帯電話では23.5%であり、購入金額は両方とも「2,001円から5,000円」が最も多い総務省「平成21年通信利用動向調査」によると、過去1年間にパソコン又は携帯電話(PHS・PDAを含む)からインターネットによりデジタルコンテンツを購入した人は25.6%(前年から1.0ポイント減)となっている。これをパソコンと携帯電話(PHS・PDAを含む)の別にみると、パソコンではインターネット利用者の13.7%が購入しているのに対し、携帯電話(PHS・PDAを含む)では23.5%が購入している(図表4-5-4-2)。
図表4-5-4-2 インターネットによるデジタルコンテンツの購入経験者の割合

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また、インターネットを通じたコンテンツの購入金額をみると、購入した金額で最も多いのは、パソコンからが「2,001円から5,000円」で17.6%、携帯電話も同様に「2,001円から5,000円」で22.2%となっている(図表4-5-4-3)。
図表4-5-4-3 インターネットによるデジタルコンテンツの購入金額(平成21年末)
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