昭和55年版 通信白書

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14 自動車運送事業用

 営業所等に開設した基地局と営業用の車両に開設した陸上移動局間又はその陸上移動局相互間における車両の効率的運行管理を行うための通信で,タクシー事業については,顧客からの配車需要に応じて配車指令等,バス事業については,緊急連絡用等,貨物運送事業については,集荷指令等に利用されている。
 タクシー事業用無線局は,54年度末において,全国タクシー車両249,485台のうち180,801台に陸上移動局が開設されており,72.5%が無線化されていることとなる。
 貨物運送事業用無線局は,近年,航空小包扱い,翌日配達制等を採用する事業者が多く,その営業車両の無線化が急増している。
 さらに,近年,車両燃費の高騰等により,一層の車両の効率的運行を図るため,走行中等の車両の現在位置を無線により自動的には握できる車両位置等自動表示システム(AVMシステム)を採用するものがあり,今後更にこのシステムを採用するものが多くなるものと予測される。

 

 

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