昭和58年版 通信白書

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5 50GHz帯の周波数の電波を使用する簡易無線局

 58年6月6日から施行になった50GHz帯の周波数の電波を使用する簡易無線局は,無線従事者の資格を必要とせず,だれでも容易に開設できる無線局であり,画像信号,データ信号,音声信号等の広帯域信号を伝送できる方式である。
 この周波数帯の特徴は,[1]小型軽量のアンテナによって鋭い指向性が得られ,耐干渉性,耐妨害性に富むこと,[2]帯域が大きくとれ,広帯域信号の伝送が可能であること,[3]通信機器の小型化が容易であり,可搬性に富んだ装置の製作が可能であることなどであり,テレビ電話等企業内における画像信号の伝送,コンピュータ端末,ファクシミリ等のOA機器との接続によるデータ信号の伝送等の簡易な無線通信業務に使用されている。

 

 

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