平成19年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 ユビキタスエコノミーの進展とグローバル展開

(1)情報化投資及び情報通信資本ストックの現状

 平成17年の我が国の実質情報化投資は前年比3.2%増の17.1兆円、民間企業設備投資額に占める割合は21.1%であった。内訳を見ると、ソフトウェアの占める割合が47.5%と最も高く、電子計算機本体・同付属装置が42.0%、電気通信機器が10.5%となっている。
 過去からの推移を見ると、多少の増減はあるものの、全体としては情報化投資の総額及び民間企業設備投資に占める比率はともに増加傾向にある(図表1-1-12)。
 
図表1-1-12 実質情報化投資の推移11
図表1-1-12 実質情報化投資の推移
Excel形式のファイルはこちら

 情報化投資の進展は情報通信資本ストックの深化を促す。平成17年の実質情報通信資本ストック額は、前年比4.9%増の38.8兆円で、民間資本ストックの3.4%を占めている。内訳を見ると、ソフトウェアがほぼ半分の49.2%を占めており、その他、電子計算機本体・同付属装置が37.5%、電気通信機器が13.3%となっている。
 過去からの推移を見ると、情報通信資本ストックは、1990年代前半には横ばいで推移していたが、その後回復し、平成15年以降再び増加している。また、民間資本ストックに占める割合は、1990年代半ばに落ち込みが見られたものの、その後再び増加に転じ、平成15年以降、緩やかな伸びが見られる(図表1-1-13)。
 
図表1-1-13 実質情報通信資本ストックの推移12
図表1-1-13 実質情報通信資本ストックの推移
Excel形式のファイルはこちら


11 実質情報化投資額の詳細についてはデータ11を参照
12 実質情報通信資本ストックの詳細についてはデータ12を参照

 第1節 情報通信と経済成長

テキスト形式のファイルはこちら

2 情報化投資と経済成長 に戻る (2)情報化投資による経済成長と労働生産性向上 に進む