平成19年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第2章 情報通信の現況

(7)専用線

 平成17年度末における国内専用サービスの回線数は、79.2万回線である。内訳は、一般専用(帯域品目)が34.6万回線、一般専用(符号品目)8.8万回線といずれも微減となっている。高速デジタル伝送は35.8万回線で、前年度に比べ8.3万回線弱減少している(図表2-1-15)。
 
図表2-1-15 国内専用回線数の推移
図表2-1-15 国内専用回線数の推移
Excel形式のファイルはこちら

 国際専用サービスの回線数は、1,199回線である。品目別には、主に電話に利用されている音声級回線が57回線(対前年度比38.0%減)、主にデータ伝送に利用されている電信級回線が3回線(同25.0%減)、主にデータ伝送、高速ファイル転送、テレビ会議に利用されている中・高速符号伝送用回線が1,139回線(同3.1%増)となっている。また、中・高速符号伝送用回線の総国際専用回線数に占める割合は、平成17年度末に95.0%となっている(図表2-1-16)。
 
図表2-1-16 国際専用回線数の推移
図表2-1-16 国際専用回線数の推移
Excel形式のファイルはこちら

 企業内通信網で利用されるサービスは、帯域保証型の専用サービスから廉価な広域イーサネットサービスやIP-VPNサービスへと移ってきている。それぞれの契約数は、平成19年3月末で、19万6,437契約、29万7,535契約となっている(図表2-1-17)。
 
図表2-1-17 IP-VPNサービス・広域イーサネットサービス契約数の推移
図表2-1-17 IP-VPNサービス・広域イーサネットサービス契約数の推移
Excel形式のファイルはこちら

 なお、平成18年通信利用動向調査(企業編)の結果を見ると、企業通信網に使用する通信サービスの種類において、IP-VPNサービスが回答企業中27.5%と最も多く、次いで広域イーサネットサービス(同25.9%)、インターネットVPNサービス(同25.7%)の順となっている。

※ 音声級回線は、帯域品目で主に電話に利用されている
※ 電信級回線は、速度200bps以下の符号品目で主にテレタイプ通信、データ伝送に利用されている
※ 中・高速符号伝送用回線は、通信速度1,200bps〜600bpsの回線で、主にデータ伝送、高速ファイル転送、テレビ会議に利用されている

 第1節 電気通信事業

テキスト形式のファイルはこちら

(6)IP電話の普及 に戻る 第2章第1節3(1)総通信回数・総通信時間 に進む