平成19年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)高齢者・障害者のICT利活用支援の促進

 総務省では、独立行政法人情報通信研究機構を通じて、通信・放送に関する高齢者・障害者向けのシステム・機器や、サービス等の開発の促進のため、「高齢者・障害者向け通信・放送サービス充実研究開発助成金」による高齢者・障害者向けの通信・放送技術の研究開発への支援を行っている。また、「身体障害者の利便の増進に資する通信・放送身体障害者利用円滑化事業の増進に関する法律」(平成5年法律第134号)に基づき、独立行政法人情報通信研究機構を通じて、身体障害者向けの通信・放送役務サービス(聴覚障害者向けの電話リレーサービス等)の提供や開発を行う企業に対して、「身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金」による事業の立ち上げに必要な資金の助成を行っている。
 また、平成18年度からは、ICTの利活用を通じた高齢者や障害者の社会参加を促進するため、高齢者・障害者がICTを用いて活躍する事例の収集やその評価・分析等を通じて、必要な支援等の在り方を検討するとともに、これら成果の普及を図るための取組を進めている。これにより、高齢者・障害者のICT利活用の有用性について国民の理解を促し、地方公共団体等における高齢者・障害者のICT利活用支援の取組を促進していくこととしている。

 第4節 豊かで活力あるユビキタスネット社会の構築

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