平成19年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミーの進展とグローバル展開

5 安心・安全なインターネットの利用

(1)情報セキュリティの被害

 「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークにつながるユビキタスネット社会では、人々がネットワークの存在を意識することなく、自在に情報をやりとりすることが可能になる。この中心となるのはインターネットであり、インターネットの利用が進めば進むほど安心・安全なインターネットの利用に対する重要性が高まる。さらに、ICTが社会生活や企業活動等あらゆる領域に広く浸透する中、様々な情報通信ネットワークにおけるソフトウェア等の堅牢性、安定性等が重要となっている。
 インターネットを利用した情報流通が増大するのに従い、インターネット利用者が被害に遭う機会も増加する。世帯における情報セキュリティに関する被害の状況を、自宅で利用しているパソコンと携帯電話でそれぞれ見ると、パソコンと携帯電話のいずれにおいても、迷惑メールの受信が最も多く、パソコンで38.7%、携帯電話で29.6%となっている。次いでパソコンにおける被害はコンピュータウイルスの発見(24.4%)や感染(16.8%)が、携帯電話における被害は架空請求メールの受信(5.0%)が多くなっている(図表1-3-37)。
 
図表1-3-37 世帯の情報セキュリティ被害状況(複数回答)
図表1-3-37 世帯の情報セキュリティ被害状況(複数回答)
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 また、企業における情報セキュリティに関する被害の状況を見ると、コンピュータウイルスの発見(35.7%)や感染(26.4%)が多くなっている(図表1-3-38)。
 
図表1-3-38 企業の情報セキュリティ被害状況(複数回答)
図表1-3-38 企業の情報セキュリティ被害状況(複数回答)
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 第3節 情報通信と社会生活

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(3)都道府県別ブロードバンド利用状況 に戻る (2)迷惑メール に進む