平成19年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 ユビキタスエコノミーの進展とグローバル展開

3 ライフスタイルの変化

(1)ネットワーク利用による社会生活の変化

 ユビキタスネットワークが進展し、情報通信ネットワークの利用が個人・世帯等の社会生活領域にまで広く浸透するのに伴い、今までとは異なる様々な利用形態が生まれ、それが人々のライフスタイルに大きな影響を与えるようになった。ここでは、そのような状況を把握するため、アンケート調査を実施し、人々のここ1〜2年の社会生活の変化について分析した。
 社会生活における生活活動のうち、特に購買、趣味・娯楽、睡眠及び食事において3割以上の人が、変化があったと感じており、このうち、購買、趣味・娯楽については、半数以上が、そうした変化はインターネットの影響によるとしている(図表1-3-21)。また、変化に対する評価としては、購買、趣味・娯楽については、良い変化との評価が半数を超えている(図表1-3-22)。
 
図表1-3-21 ここ1〜2年での生活活動の変化とインターネットによる影響
図表1-3-21 ここ1〜2年での生活活動の変化とインターネットによる影響
Excel形式のファイルはこちら
 
図表1-3-22 生活活動の変化に対する評価
図表1-3-22 生活活動の変化に対する評価
Excel形式のファイルはこちら

 このうち、購買については、インターネット利用によって、購入先の比較検討が可能になったことや、店舗に出向くことなくオンラインで買い物を済ませることが可能になったこと等が良い変化と評価される要因と見られる。他方、良くない変化との評価も2割程度あるが、これは、例えばオンラインで気軽に購入することができるために不要なものまで購入してしまうこと等が影響を与えていると見られる。
 趣味・娯楽については、インターネットで知りたい情報を気軽に入手できること、また、コミュニティサイトを通じて同じ趣味・娯楽を持つ仲間と知り合えること等が、良い変化と評価される要因と見られる。
 一方、睡眠については、変化があったとする人の半数以上が良くない変化と感じており、この要因としては、インターネット利用による睡眠時間の減少等があると見られる。

 第3節 情報通信と社会生活

テキスト形式のファイルはこちら

(5)地域からの情報発信 に戻る (2)コミュニケーションの多様化 に進む