平成19年版 情報通信白書

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第1章 ユビキタスエコノミーの進展とグローバル展開

コラム uコード

 uコードとは、坂村健東京大学教授が提唱するコード規格である。データ長は128ビットであり、データキャリアは電子タグや2次元バーコード、無線・赤外線マーカーなどが利用されている(図表1)。
 
図表1 uコードの概念
図表1 uコードの概念

 uコードの最大の特徴は、コード自体に意味を持たせず、コードを発行された対象に関する様々な属性情報は、uコードによって検索されるデータベースにすべて格納されているところにある(図表2)。
 
図表2 uコードの構造
図表2 uコードの構造

 読み取りから情報提供までの流れは、図表3のとおりである。属性データをコードではなくデータベースに格納しているため、アクセス制御を行いやすいこと、各段階で認証を行っているため、情報セキュリティに優れているなどの特長がある。
 
図表3 コード読み取りからデータ取得までの流れ
図表3 コード読み取りからデータ取得までの流れ

 第2節 情報通信と競争力

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