|
第1章 特集「日本発の新IT社会を目指して」3 デジタル・ディバイドとその解消
(1)インターネットの利用格差の現状 すべての属性でインターネット利用率は上昇するも、依然格差は存在 インターネット利用率(注)には、利用者の世代、性、都市規模、年収によって格差が存在する。平成14年末の利用率を前年と比較すると、すべての属性で利用率は上昇しているが、依然として格差は残っている。 世代別のインターネット利用率においては、若年層と高齢層の利用率の格差が大きい。例えば、60歳未満はいずれの世代も50%以上の利用率であるが、60歳以上では16.2%と利用率は大幅に減少する。 性別のインターネット利用率においては、男性の方が女性よりもインターネット利用率が高い。前年と比較すると、男性、女性のいずれも10%以上利用率が伸びているが、利用格差は依然残っている。 都市規模別のインターネット利用率においては、都市規模が小さくなるにつれて、利用率は低下している。前年と比較すると、全地域で利用率は上昇しているが、町村部の増加幅(対前年比17.4ポイント増)が最も大きく、格差は縮小している。 収入別のインターネット利用率(世帯主の年収で世帯構成員の利用率を比較)については、年収の多い層ほど利用率が高い。前年と比較すると、どの年収区分でも利用率が上昇しているが、特に低年収層で大きく上昇したため、年収による格差は縮小している。 図表 属性別インターネット利用率の推移
![]() テキスト形式のファイルはこちら
|