平成15年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 特集「日本発の新IT社会を目指して」

(5)インターネットの利用格差の国際比較

我が国は性別格差が大きい

 諸外国・地域においても日本と同様にデジタル・ディバイドがみられるが、その程度、主な要因は、国・地域によって違いがある。ここでは、国・地域全体の所得水準や地理的事情といった特殊事情に左右されない性別と世代別の利用格差に関して国際比較を行った。

1 性別

 性別の利用格差は国・地域によって差異がある。インターネットの人口普及率の上位10か国・地域(1-1-1(3)図表6)参照)について比較すると、日本は、オランダに次いで利用格差が大きい。他方、米国やアイスランド、スウェーデン等の北欧諸国は利用格差が小さい(図表1))。

 
図表1) 性別のインターネット利用格差の国際比較※

図表1) 性別のインターネット利用格差の国際比較※ 1-1-1(3)図表(6)参照 1-1-1(3)図表(6)参照
Excel形式のファイルはこちら


2 世代別

 日米韓の国際比較では、世代別の利用格差は韓国が最も大きく、米国が最も小さい。日本の格差は、韓国と米国の中間にある。韓国は若年層の利用率は高いが、高齢層は日本よりも利用率が低い。米国は、50代までほぼ同じ利用率である(図表2))。

 
図表2) 日米韓の世代別インターネット利用率

図表2) 日米韓の世代別インターネット利用率
Excel形式のファイルはこちら


 

テキスト形式のファイルはこちら

(4) ブロードバンドの利用格差の要因分析 に戻る (6) インターネット未利用者にとっての利用障壁 に進む