|
第2章 情報通信の現況(4)ケーブルテレビ
平成14年度末のケーブルテレビの契約数は17%増の1,500万契約 ケーブルテレビは、地上テレビジョン放送の難視聴を解消するため、地上テレビジョン放送番組の再送信を中心に行う補完的な放送メディアとして開始された。しかし、近年では、衛星放送番組の再送信や自主制作番組の増加等により、ケーブルテレビの放送番組は多様化しつつある。 平成14年度末における自主放送を行う許可施設のケーブルテレビの契約数は1,514万契約(対前年度比16.5%増)、世帯普及率は、31.2%と着実に増加している(図表1))。また、自主放送を行う許可施設以外のケーブルテレビを含めた契約数は、2,333万契約(対前年度比9.8%増)と増加している。 ケーブルテレビの施設は、放送のみならず、インターネット接続サービス、IP電話等の通信サービスの提供にも活用されており、ケーブルテレビは通信及び放送サービスを総合した「フルサービス」を提供する地域の総合的情報通信基盤に成長している。ケーブルテレビ網を利用したインターネット接続サービスは、平成14年度末に282社が提供し、契約数は206.9万となっている(図表2))。また、ブロードバンド化等に対応するため、ケーブルテレビ網の幹線における光化及び伝送容量の広帯域化が進展している(図表3)、4))。 図表1) ケーブルテレビの契約数・世帯普及率の推移(自主放送を行う許可施設)
![]() 最新のデータはhttp://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/field/housou01.htmlにより入手可能です。
図表2) ケーブルインターネット提供事業者数と契約数の推移
![]() 図表3) ケーブルテレビの幹線光化率の推移
![]() 図表4) 自主放送を行う許可施設数の帯域別比率
![]() テキスト形式のファイルはこちら
|