平成15年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(3)ケーブルテレビの高度化

ブロードバンド時代のケーブルテレビの在り方を提言

 近年、ケーブルテレビをめぐる状況は急激に変化してきている。具体的には、1)衛星放送のデジタル化の進展、平成15年末に予定される地上デジタル放送の開始等本格的なデジタル放送時代が到来していること、2)ケーブルインターネットのほか様々なブロードバンドサービスが急速に普及してきていること、3)IP技術を活用した映像配信サービスが出現してきていること等が挙げられる。これらの状況を踏まえ、総務省では、平成13年12月から「ブロードバンド時代のケーブルテレビの在り方に関する検討会」を開催し、平成14年7月に最終報告書が取りまとめられた。
 研究会では、ケーブルテレビの事業戦略的課題として、これからのケーブルテレビが他のメディアとの差別化を図りつつ更なる発展を遂げるために、ケーブルテレビ業界としてどのような戦略を持って取り組むべきかについて、また、技術的課題として、ケーブルテレビのデジタル化の技術動向、ケーブルインターネットの高度化の技術動向、ケーブルテレビ網におけるIP技術の活用方策、ケーブルテレビの将来の発展イメージ等について検討を行った。
 最終報告書では、ケーブルテレビのデジタル化の推進、広域化・ネットワーク化の進展、ビジネス支援プラットフォームの構築等について提言を行っている(図表)。

 
図表 「ブロードバンド時代のケーブルテレビの在り方に関する検討会」の報告書(概要)

図表 「ブロードバンド時代のケーブルテレビの在り方に関する検討会」の報告書(概要)

関連ページ:ケーブルテレビについては、2-3-2(4)参照

 
参考:「ブロードバンド時代のケーブルテレビの在り方に関する検討会」
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