平成15年版 情報通信白書

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第1章 特集「日本発の新IT社会を目指して」

5 情報セキュリティビジネスの動向

情報セキュリティビジネス市場は2007年に1.9兆円に成長

 個人や企業が行う情報セキュリティ対策は、情報セキュリティ事業者が提供する機器やサービスを利用して行われることが多く、情報セキュリティビジネスは情報セキュリティを確保する上で重要な役割を果たしている。現在の情報セキュリティビジネスは、ウイルスチェックソフト等の製品提供、不正アクセス・ウイルスチェックサービス等を実施するサービス提供、セキュリティポリシーの策定やセキュリティシステムの設計を行うコンサルティング、セキュリティ監査等を行う評価に分類することが可能である(図表1))。

 
図表1) 情報セキュリティビジネスの分類

図表1) 情報セキュリティビジネスの分類
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 平成14年度における情報セキュリティビジネス市場規模を推計すると、4,629億円である。このうち、情報セキュリティ関連機器・ソフトの提供が2,595億円で全体の56.1%を占めている。次いで情報セキュリティサービスが1,618億円で35.0%を占めている。また、平成19年度(2007年度)の情報セキュリティビジネス市場規模をセキュリティ事業者の予測に基づき推計すると、1兆9,290億円と平成14年度の4.2倍に成長すると予想される(図表2))。

 
図表2) 情報セキュリティビジネス市場規模の現状と予測

図表2) 情報セキュリティビジネス市場規模の現状と予測
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(注)情報セキュリティビジネス市場規模の推計方法については、資料1-5-3参照

 

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