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第1章 特集「日本発の新IT社会を目指して」2 インターネット上の魅力あるコンテンツの流通
(1)コンテンツ量の推移 インターネットコンテンツ量は4年強で15倍の10テラバイトに増加 我が国のインターネット上のコンテンツ量については、総務省郵政研究所(現情報通信政策研究所)が、平成10年度から「WWWコンテンツ統計調査」において推計している。この調査は、JPドメインのウェブサーバに保存されているコンテンツのデータ量を推計したものである。HTML、画像等の内容別のコンテンツ量は、ファイルの拡張子によって判断している。 平成14年末におけるインターネットコンテンツの総データ量は、10,150ギガバイト(GB)となり、平成10年8月と比較すると、4年強で約15倍に急増している。総ファイル数も、27,421万ファイルとなり、4年間で約8倍に増加している(図表1))。 図表1) インターネットコンテンツ量の推移(JPドメイン)
![]() 我が国のウェブ上の総データ量について、ファイルタイプ別では、動画ファイルが34.6%と最も多い。次いで、画像が22.8%、文書・データが21.4%、音声が15.5%、HTMLが5.6%である。しかしながら、総ファイル数では、画像ファイルが69.0%と約7割を占める。次いで、HTMLが27.1%、文書・データは2.6%で、音声は0.3%、動画は0.2%を占めるにすぎない(図表2))。今後ブロードバンド化の進展により、動画・音声コンテンツへのニーズは高まると予想されることから、ファイル数でも動画・音声コンテンツの割合は増加することが期待される。 図表2) コンテンツのファイルタイプ別比率(平成14年末)
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