平成15年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(2)IP電話への番号割当て

「050」から始まる電話番号の割当てを開始

 ブロードバンドの普及に伴い、IP電話サービスの利用が普及している(1-1-1(2)参照)。総務省では、IP電話の一層の普及に向けた制度整備として、一般加入電話からIP電話(IP電話網に直接接続されている端末)にダイヤルするための番号として、「050」から始まる11桁の番号を利用できるようにするため、情報通信審議会の答申を受けて、平成14年6月、電気通信番号規則の一部を改正した。また、同年9月、同規則の施行を受けて番号割当ての申請が始まり、平成14年度末時点で11社に番号の割当てが行われている(図表1))。今後、NTTのネットワークとの相互接続、ネットワークの改修等を経て、平成15年夏以降にはIP電話で着信できるサービスの提供が開始される見込みである(図表2))。
 また、平成14年3月から「電気通信番号に関する研究会」を開催し、IP電話サービスを提供する場合に想定される問題点、我が国において求められる番号管理の方法等について検討がなされており、平成15年夏を目途に最終報告が取りまとめられる予定である。

 
図表1) IP電話番号の指定状況(平成14年度末)

図表1) IP電話番号の指定状況(平成14年度末)
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図表2) 「050」番号が利用されるIP電話サービスのイメージ図

図表2) 「050」番号が利用されるIP電話サービスのイメージ図

関連ページ:IP電話の本格的普及については、1-1-1(2)参照

 

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