平成3年版 通信白書

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第1章 平成2年情報通信の現況

(3)衛星通信利用の促進

 VSAT(Very Small Aperture Terminals)衛星通信システムは、従来の衛星通信システムに比べ、設備の小型化、コストの大幅低減が図られたもので、効率的な企業ネットワークを構築する手段として開発されたシステムである。
 我が国においても、Kuバンドのトランスポンダを搭載した民間通信衛星の打上げによりシステム構築が始まった。
 VSATシステムの普及促進のため、郵政省では2年11月から3年3月まで「効率的な企業ネットワークとしてのVSATシステムの利用方策に関する調査研究会」を開催し、た、「VSAT衛星通信システム普及促進協議会」の活動を支援するなど、各種の支援策を講じてきた。今後も、技術基準の見直し等、免許手続きの一層の簡素化を図るなどの普及促進策を展開することとしている。
 また、衛星通信利用の促進に資するため、2年6月から3年3月まで、「金融情報通信ネットワーク懇談会」を開催したほか、レジャー分野における衛星通信利用促進のための方策を検討することを目的として、2年12月から「サテライトネットワークと余暇情報に関する懇談会」を開催している。

 

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