平成20年版 情報通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

5 地球環境保全(地球温暖化対策技術)

 従来、サービスの向上や業務の改善、コスト削減等を目指して進められてきたICTの研究開発により、結果的に地球温暖化への貢献、すなわちCO2排出の削減に資する効果が生み出されているが、地球温暖化問題が年々深刻さを増す中、今後は、CO2排出の削減へ積極的に貢献する研究開発を推進していくことが必要である。
 平成20年4月に取りまとめられた「地球温暖化問題への対応に向けたICT政策に関する研究会」報告書では、CO2排出削減が実現した2030年の社会イメージを掲げ、同社会を実現するために必要なICTシステム及び研究開発課題が提言された。本報告書を受け、今後特に、エネルギーの流れの情報化により電力の消費と供給をマネジメントする技術や、ペーパーレス化社会を実現する技術、さらにネットワークのオール光化やICT機器の省エネルギー化、CO2排出量等の計測を可能とする技術等について研究開発を推進していくこととしている。
 
図表3-5-5-1 CO2排出削減に資するICT研究開発−社会イメージとICTシステム−
図表3-5-5-1 CO2排出削減に資するICT研究開発−社会イメージとICTシステム−

 第5節 研究開発の推進

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