平成16年版 情報通信白書

4 電気通信メディアの利用状況

（1）総通信回数・総通信時間

減少傾向にある総通信回数及び総通信時間

　平成14年度における我が国の総通信回数は1,323,9億回（対前年度比4.3％減）、総通信時間は57.5億時間（同12.5％減）であり、いずれも減少が続いている。
　発信端末別にみると、携帯電話発の通信回数が474.5億回（対前年度比4.9％増）と引き続き増加している一方、固定端末発の通信回数は827.2億回（同8.6％減）、PHS発は22.2億回（同15.3％減）と減少している。総通信回数における割合では、移動発通信への移行が続いている（図表[1]）。

　発信端末別の通信時間では、固定端末発が39.9億時間（対前年度比19.2％減）と前年度に引き続き大幅に減少しているのに対し、携帯電話発は16.0億時間（同5.4％増）と増加し、特にPHS発は1.6億時間（同33.9％増）と大幅に増加している（図表[2]）。