平成16年版 情報通信白書

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第2章 情報通信の現況

2 IT人材の育成

4割の企業で、情報通信ネットワークの運用・管理者が不足

1 企業における実務家育成の必要性

 電子商取引や業務の効率化に係る各種情報システムの導入など、企業活動においてITの利用が普及・拡大する中で、新たなサービスの創出など企業活動における競争力の強化や、不正アクセスやウイルスの脅威への対応のために、実務に精通したIT人材の育成及び確保の重要性が高まっている。
 企業における情報通信ネットワークの利用上の問題点として、43.4%の企業が従業員の意識を、40.2%の企業が運用・管理者の人材不足を挙げている(図表[1])。企業における従業員のIT教育は53.2%の企業が実施しており、内容については、「社内のIT関連教育・研修プログラム」及び「外部のIT関連教育・研修プログラムへの参加」が20.0%と最も多くなっている(図表[2])。

 
図表[1] 企業における情報通信ネットワーク利用上の問題点

図表[1] 企業における情報通信ネットワーク利用上の問題点
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図表[2] 企業における従業員のIT教育の実施状況

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2 大学等における研究者の育成

 我が国の国際競争力を維持・強化していくためには、大学等において優れた研究者を育成していくことが重要である。文部科学省の調査によると、IT関連の修士・博士課程修了者数は、平成14年度において、修士課程15,318人、博士課程1,790人となっている(図表[3])。

 
図表[3] IT関連の修士・博士課程修了者数の推移

図表[3] IT関連の修士・博士課程修了者数の推移
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関連ページ:人材の育成については、3-6-2参照

 

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