昭和59年版 通信白書

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3 民間の情報通信事業

(1) 民間の情報通信事業の実態
 ア.企業規模
 郵政省が実施した調査によれば,58年12月現在,情報通信事業を行っている民間企業の資本金,従業員数及び年間売上高からみた企業規模は,それぞれ第2-4-19図,第2-4-20図及び第2-4-21図のとおりである。1社当たりの平均でみると,資本金10億3千万円,従業員数181人及び年間売上高23億4千万円となっている(従業員数と年間売上高は,情報処理・情報提供部門のものである。)。
 イ.サ-ビスシステム数
 これらの企業のサービスシステムの数は298システムで,1社平均1.74システムとなる。1システムのみの企業が95社と,全体の55.6%を占めている。また,この中には親会社専用のシステムが12含まれている。
 ウ.サービスの種類
 システムの適用業務別分類は第2-4-22表のとおりであるが,その内訳をみると専用システム(ここでは,特定の1ユーザのみに対してサービス提供を行っているシステムをいう。)が76,共用システム(ここでは,複数のユーザを対象としてサービス提供を行っているシステムをいう。)が222含まれている。
 エ.サービス提供地域
 サービス提供地域は,第2-4-23表のとおりである。全国的なシステムは124システムであるが,このうち18システムは専用システムであり,残り106システムには,証券市場の情報を提供するシステム,米国にあるコンピュータに接続している国際的システム等がある。地域的なシステムは,東京,大阪の大都市を中心としたものが3分の1を超えるが,“その他”の地区に限定したシステムが60%近くを占めている。
 オ.ユーザ数及び端末数
 1システム当たりのユーザ数及び端末数の状況は,それぞれ第2-4-24図及び第2-4-25図のとおりである。なお,1システム当たりの平均は,それぞれ116.3ユーザ及び207.7端末となっている。


第2-4-19図 民間の情報通信事業者の資本金からみた企業規模(58年12月現在)

第2-4-20図 民間の情報通信事業者の従業員数からみた企業規模(58年12月現在)

第2-4-21図 民間の情報通信事業者の年間売上高からみた企業規模(58年12月現在)

第2-4-22表 民間の情報通信事業者のシステムの適用業務別分類(58年12月現在)

第2-4-23表 民間の情報通信事業者のサービス提供地域(58年12月現在)

第2-4-24図 民間の情報通信事業者のユーザ数別システム数(58年12月現在)

第2-4-25図 民間の情報通信事業者の端末数別システム数(58年12月現在)
 

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