平成12年版 通信白書

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第1章 特集 ITがひらく21世紀

2 新しい情報通信サービスへの期待

5年後の生活において、インターネットとモバイル通信の重要度が高まると予想

 21世紀の高度情報通信社会において中心的な役割を果たす情報通信インフラであり、メディアであると考えられるインターネットと、11年2月のNTTドコモグループによる「iモード」開始後、有力な「非パソコン」系のインターネット接続端末に浮上した携帯電話・PHSに対し、利用者はどの程度重要性を感じ、期待しているのであろうか。
 「インターネットユーザー調査」において、現在及び5年後におけるインターネット及びモバイルに対する評価について、テレビ、固定電話等の情報通信メディアと比較した結果は、以下のとおりである。
1)情報通信メディアの重要度
 「インターネットユーザー調査」によれば、現在の生活における情報通信メディアの重要性を10段階で評価すると、インターネットが平均8.4ポイントとなっており、テレビを抑えて最も重要視されている。携帯電話・PHSは平均5.8ポイントで、固定電話の平均6.6ポイントを下回った。
 一方、5年後の日本人の生活を展望して評価した場合には、インターネットが平均9.4ポイントで最も重要視され、携帯電話・PHSが平均8.1ポイントと続いている(図表1))。
2)パソコンの用途
 「情報機器やサービスの利用に関するアンケート」によれば、インターネット等のネットワークに接続されるパソコンの割合は、11年10月時点で59.3%であり、10年9月時点と比べて17.4ポイント上昇し、自宅でパソコンを利用する人の約6割がネットワークに接続している。また、現在、自宅のパソコンをネットワークに接続していないが、今後接続する意向のある人の割合が27.3%となっており、パソコンをスタンドアロン端末として活用しようと考えている人は、わずか13.4%に止まっている(図表2))。

C1020001.gif
「インターネットユーザー調査」により作成
Excel形式のファイルはこちら

C1020002.gif
「情報機器やサービスの利用に関するアンケート」(野村総合研究所)により作成
Excel形式のファイルはこちら

 
 


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