平成12年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

2 研究水準

日・米・欧にみる研究水準は、米国が断然優位

 「情報通信分野の研究開発環境に関する調査」によると、日米欧における我が国の情報通信分野の技術水準について、総合評価、及び端末系技術を除く個別分野での評価ともに米国が優位との回答結果となった。特に、ネットワーキング技術、コンテンツ支援技術及び衛星ネットワーク技術では、米国に大きく水を空けられている。
 欧州との比較についてはいずれの設問に関しても日本が上回っている回答結果となった(図表1))。
 一方、情報通信分野における学術活動の水準を、IEEE主要論文誌(注18)における掲載論文数からみると、1998年掲載分について、日本は著者数で米国、ドイツに次いで第3位であるが、1位の米国に比べると大幅に少なくなっている(図表2))。
 また、IEEEが制定している各種の賞のうち、情報通信に関連する11の賞(注19)について1989年から1998年の10年間の受賞者数をみると、米国の67名に次いで、日本は8名と2番目に多いものの、やはり米国が断然優位な結果となっており、水準の高い研究を行っている研究者が米国に集中していることが分かる(図表3))。

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「情報通信分野の研究開発環境に関する調査」により作成
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