平成12年版 通信白書

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第1章 特集 ITがひらく21世紀

コラム2 インターネット広告

インターネット広告費は、対前年比約2.1倍の伸び

 インターネット広告とは、ホームページ上でのバナー広告、メールマガジン等に掲載されるメール広告等に代表されるインターネットを利用した広告のことである。電通の調査によれば、我が国の11年におけるインターネット広告費は241億円と推計されており、前年の約2.1倍にも達している(図表1))。我が国のすべての広告市場(5兆6,996億円)に占める割合はわずか0.4%であるものの、我が国の総広告費が減少している中で、急激な成長を遂げている点は注目に値する(図表2))。
 インターネットが、広告メディアとして成長を続けている背景には、「ポータルサイト」というビジネスモデルの確立と、そこにおけるバナー広告の役割が大きい(図表3))。ポータルサイトでは、情報検索、ニュース、掲示板、オンラインショッピング、オークション等の様々な情報が集約されており、利用者のアクセスが非常に多く、広告を掲載するサイトとしての価値は十分高いものとなっている(1-3-2(1)参照)。このポータルサイトにより、利用者は容易に常に最新の情報を得ることができ、広告主は高い宣伝効果を持つ広告手段が得られる。そして、ポータルサイトの運営者は、さらにアクセスを増やし、広告を増やすことを目的に、より豊富な情報を提供している。このように、インターネット広告の増加は、インターネット全体の活性化を促す重要な要素の一つとなってきている。

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「平成8〜10年インターネット主要サイトの推定広告費」 及び「平成8〜11年日本の広告費」(電通)により作成
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「平成8〜10年インターネット主要サイトの推定広告費」 及び「平成8〜11年日本の広告費」(電通)により作成
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