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第2章 情報通信の現況4 ケーブルテレビ
大規模で自主放送を行うケーブルテレビ施設が着実に増加
ケーブルテレビは、地上系テレビジョン放送の難視聴解消のための再送信を中心とした補完的なメディアとして誕生したが、近年では、衛星放送の番組の再送信や自主制作番組の放送を行う大規模な施設が増加しており、ケーブルテレビのサービスは多様化してきている。
1)加入契約数 10年度末現在、加入契約総数は1,581.7万契約(対前年度比9.2%増)、このうち自主放送を行うものの加入契約数は793.6万契約(同18.1%増)となっており、どちらも着実に増加している。この自主放送を行う施設の契約数については、10年度に初めて総契約数の5割を超えた(図表1))。 2)施設規模別契約数 引込端子数が501以上の比較的規模の大きな施設(許可施設)の契約数が増加している。総契約数に占める割合も年々増加し、10年度には総契約数の63.0%を占めている(図表2))。 このほか、ケーブルテレビをめぐる動向としては、単独のケーブルテレビ事業者が複数の施設を運営し、広域的な事業展開を行うMSO(Multiple System Operator)化に進展傾向が見られる((3-3-4(5)参照)。また、最近ではケーブルテレビのネットワークを用いて、インターネット接続サービスやCATV電話等の通信サービスを提供するフルサービス化が進んでおり、第一種電気通信事業の許可を取得しているケーブルテレビ事業者は、10年度末では66事業者であったが、11年度末には145事業者となっている。 ![]() ※1 許可施設…引込端子数501以上の施設。
Excel形式のファイルはこちら※2 届出施設…引込端子数51以上500以下の施設及び引込端子数50以下の施設で自主放送を行う施設。 ※3 小規模施設…引込端子数50以下の施設で、同時再送信のみを行う施設。 ※4 全国総世帯数については、「住民基本台帳人口要覧」(自治省)による(各年度末時点)。 郵政省資料により作成 ![]() 郵政省資料により作成
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