平成12年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

2 マルチメディアプラットフォーム技術の研究開発

共通ミドルウェアにより誰もがマルチメディアサービスを享受できる社会へ

 マルチメディア化の進展、インターネットの普及に伴い、今後高速ネットワークを利用した多種多様なマルチメディア・サービスの提供が予想される。しかしながら、サービス提供者側においては、接続インターフェースの不整合やサービス提供環境の拡張性の不足等から、様々な端末機器や利用者に対応することが困難な状況にある。
 このため、通信・放送機構では、様々なマルチメディア・サービスやネットワークインフラ端末に共通の通信手順(共通ミドルウェア)等の実現を図るマルチメディアプラットフォーム技術の研究開発を11年度から5か年計画で実施している(図表)。
 11年度は、マルチメディアプラットフォームに要求される機能の抽出やそれらの構成方法をはじめとしたプラットフォーム全体の概念設計のための調査を行うとともに、共通ミドルウェア・ネットワークインフラ間及び共通ミドルウェア・アプリケーション間の共通アクセス技術の検討を行った。
 12年度は、11年度の調査・検討の結果を踏まえ、共通ミドルウェアの基本設計及び試作を行う予定である。

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関連サイト: 通信・放送機構(http://www.shiba.tao.go.jp/



 
 


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