平成12年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

4 ISDN

回線数、トラフィックとも急激に増加

 ISDNサービスには、64kbpsの伝送速度で同時に2チャンネル利用可能な基本インターフェースによるサービスと、1.5Mbpsの高速大容量の通信を可能とする一次群速度インターフェースによるサービスとがある。11年9月末現在、基本インターフェースが514万1,175回線(対前年同期比64.9%増)、一次群速度インターフェースが6万2,822回線(同59.5%増)と7年度以降、急激な伸びを示している(図表1))。
 この主な理由としては、ISDNが電話回線に比べて高速大容量のデータ伝送が可能であることから、インターネットやパソコン通信の利用に適していること、また、インターネットやパソコン通信にアクセス中であっても、電話が利用出来ることの利便性や、導入する際に必要となる接続装置等の価格が近年低廉化の動きにあること等が要因として挙げられる。
 通信料金については、11年10月より、東西NTTより、全時間帯を対象にした一部定額料金割引サービスが開始された。さらに、11年11月から、完全定額制のサービスも試験的に始まった。
 また、トラフィックについても、回線数に比例して継続的に増加している(図表2))。

C2440001.gif
各社資料により作成
Excel形式のファイルはこちら

C2440002.gif
※1 通話回数及び通話時間は、通話モード及び通信モードとも、64kbps及び1.5Mbpsの合計値。
※2 通話モードとは音声を送信する場合のモードであり、通信モードとはデータ通信の際に使用されるモードである。
NTT資料により作成
Excel形式のファイルはこちら

 
 


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