昭和50年版 通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く 目次の階層をすべて閉じる

第1部 総   論

第1章 通信及び情報化の現況

 昭和49年度の我が国経済においては,前年度から継続した異常なインフレーションを収束するために採られた総需要抑制策が長期にわたって堅持された結果,物価は徐々に安定の方向に向かうこととなったものの,一方では不況の規模が大きなものとなり,経済成長率は,名目では17.9%の伸びとなったが,実質ではマイナス0.6%と戦後初めてのマイナス成長を記録した。社会経済活動の基盤をなす通信の分野においてもこのような状況を反映し,通信サービスの総生産額(収入額)は,2兆9,025億円で前年度に比べ10.1%の増加にとどまった。
 本章では,まず,49年度の通信の動向として,1 通信の動向,2 通信事業の財務状況,3 通信関係施設の整備,4 通信関連産業の動向,5 日本経済における通信事業を順次取り上げ,次いで我が国における情報化の進展度合いを都道府県別比較を中心として検討,評価する。

 

巻頭言 昭和50年度通信白書の発表に当たって に戻る 第1部第1章第1節1 通信の動向 に進む