昭和50年版 通信白書

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6 多重放送

 国民の情報需要にこたえるとともに,有限である電波の効率的使用を図るための一方策として,既存のテレビジョン放送や超短波放送(FM放送)の電波にその放送とは別の情報を重畳して放送を行う多重放送(テレビジョン放送の音声多重,静止画,字幕,ファクシミリ等及びFM放送の音声信号,4チャンネルステレオ,ファクシミリ等)の実施について調査研究を行うため,郵政省においては,49年7月に学識経験者11名から成る「多重放送に関する調査研究会議」を設置し,多重放送に関する需要動向調査,多重放送の種類とその実用化に関する調査研究及び多重放送実施に伴う放送体制の在り方に関する研究について,50年度末を目途に検討を進めているところである。
 49年度において同調査研究会議は,外国事情,多重放送機器の開発実験状況,多重放送の市場性,利用分野,利用方法,需要動向等について多角的な調査研究を重ねたが,50年度においては,これらについて更に引き続き調査研究を行うとともに,多重放送の実施主体と放送体制,法制等制度面について調査研究を行うこととしている。

 

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