昭和49年版 通信白書

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5 要   員

 48年度の郵便事業定員は総人員13万1,816人で,そのうち内勤者は5万7,707人(44%),外勤者は7万4,109人(56%)である。前年度と比較すると内勤者は569人,外勤者は1,052人それぞれ増加している。都市化の進展とともに大都市及びその周辺部における郵便物の増加が著しく,増員のほとんどはこれらの地域にあてられている。
 最近5年間の郵便物数の増加と定員の伸びを比較すると第2-1-25表のとおりである。これによると,44年度を100とした場合,48年度においては,郵便物数は119,定員は106であって,郵便物数が増加したほどには定員は増加していない。郵便事業は人力依存度が極めて高いので,集配運送施設の改善,作業の機械化,合理化等を進めて,要員の節減を図る努力をしている(第2-1-26表)。
 郵便の取扱事務量は,日又は月により極めて波動性が大きいが,これについては職員の時間外労働あるいは臨時職員の雇用により対処している。
 また,大都市及びその周辺部では雇用難が著しいため主婦,学生等の労働力を活用したり,小包配達の民間委託を試行している。
 なお,48年度において職員の時間外労働は延べ1,687万時間,臨時職員の雇用は延べ334万人に達している。

第2-1-25表 郵便物数と郵便業務定員の推移

第2-1-26表 郵便業務定員の増減状況

 

 

 

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