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第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI〜ネットワークとデータが創造する新たな価値〜
第4節 外国人から見た日本のICT・文化 

(3)関心のある日本の文化・コンテンツ

次に、アンケート結果4を概観する。ここでは米国、英国、ドイツ、韓国、中国、オーストラリア、インドの7か国を対象にしている。

アンケート回答者における訪日経験の有無は下記のとおりであった(図表3-4-1-5)。

図表3-4-1-5 アンケート回答者における訪日経験の有無
(出典)総務省「IoT時代における新たなICTへの各国ユーザーの意識の分析等に関する調査研究」(平成28年)
及びみずほ情報総研提供資料(オーストラリア及びインドの調査結果)
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外国人は我が国のどのような文化・コンテンツに関心を持っているのであろうか(図表3-4-1-6)。各国の上位3位についてみると、韓国を除いた6か国では、「日本の自然」への関心が最も高くなった。韓国では「日本食」が最も高くなった。

図表3-4-1-6 日本の文化・コンテンツで関心のあるもの
(出典)総務省「IoT時代における新たなICTへの各国ユーザーの意識の分析等に関する調査研究」(平成28年)
及びみずほ情報総研提供資料(オーストラリア及びインドの調査結果)
「図表3-4-1-6 日本の文化・コンテンツで関心のあるもの」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら

2番目に高くなったのは、韓国とインドを除いた5か国で「日本食」となった。韓国では「日本の自然」、インドでは「神社・寺院」となった。

3番目をみると、米国、英国、ドイツ、オーストラリアでは「神社・寺院」となり、韓国は「アニメ」、中国「日本の四季(春夏秋冬)」、インド「日本食」となり、アジア圏とそれ以外の地域では関心が分かれている。

なお、「なし」に注目すると、日本に地理的に近い、韓国、中国、インドのアジア圏の人の方が低くなる傾向が表れている。すなわちこれらの国は現状、何らかの形で自国において日本の文化・コンテンツについて関心を持ち、情報に接している可能性が高い。また、図表3-4-1-5にて取り上げた訪日経験者の割合と合わせて見ると、訪日経験者の割合が高い国ほど、図表3-4-1-6における関心なしの割合が低く何らかの形で自国で日本の文化・コンテンツについて関心を持っているという傾向が見られた。各国年代別の訪日経験者の割合と、関心なしの割合を100%から引いた値をプロットしたものを以下に示す(図表3-4-1-7)。

図表3-4-1-7 日本の文化・コンテンツへの関心と訪日経験者の割合
(出典)総務省「IoT時代における新たなICTへの各国ユーザーの意識の分析等に関する調査研究」(平成28年)
及びみずほ情報総研提供資料(オーストラリア及びインドの調査結果)
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4 調査仕様の詳細は、巻末の付注4を参照されたい。
本調査結果の解釈にあたっては、アンケート会社の登録モニターを対象としたウェブアンケートである点に留意が必要である。国や性年代によっては、インターネット普及が途上である、モニターの登録者数が少ないなどの要因によって、対象者の特性や回答に偏りが生じている可能性がある。

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