総務省トップ > 政策 > 白書 > 28年版 > 習得したい人工知能(AI)活用スキル
第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI〜ネットワークとデータが創造する新たな価値〜
第4節 必要とされるスキルの変化と求められる教育・人材育成のあり方

(1)習得したい人工知能(AI)活用スキル

人工知能(AI)の導入・利活用の拡大が見込まれる中で、自分が取得したい、もしくは子どもに習得させたい人工知能(AI)活用スキルは何かを日米の就労者に尋ねた。米国では、人工知能(AI)を活用するための技術力、プログラミングスキル、実装スキル、創造性、デザイン力、設計力などの全般にわたってスキル習得に意欲的であるのに対し、日本では、米国よりも各種人工知能(AI)活用スキルの習得意欲が低く、その差はおおむね15ポイントとなった。人工知能(AI)に対する危機意識や利活用のモチベーションの希薄から、人工知能(AI)活用における日米の格差が広がっていくことが懸念されるため、これからの人工知能(AI)導入の波に乗れるよう、就労者の人工知能(AI)活用スキルの習得意欲を高めていく手立てを講じる必要がある。

習得したいスキルの傾向としては日米共に「人工知能(AI)をどのように活かしていけばよいか、活かすことができるのかを考えるための創造性やデザイン力」が一番高く、その次が「人工知能(AI)の価値や可能性を正しく理解するための技術力」となっているところから、人工知能(AI)を理解してそれを何にどう使っていくかがこれから重要になってくると考える人の比率が高い(図表4-4-2-1)。

図表4-4-2-1 今後、自分自身が取得したい人工知能(AI)活用スキルや自分の子どもに習得させたい人工知能(AI)活用スキル
(出典)「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」(平成28年)より作成
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