まず、現状のIoTの導入状況ならびに今後(2020年頃)の導入意向について確認する。現状においては、米国が突出して導入率が高く、プロセス及びプロダクトのいずれにおいても40%を超えている。日本を含め、他国については20%前後であり、米国とは倍程度の開きがある。
2020年に向けた導入意向についてみると、プロセス及びプロダクトの双方においてIoTの導入が進展し、全体の導入率は現状の2〜3倍へ進展することが予測される。しかしながら、相対的にみると、日本は導入意向が低いことから、今後米国のみならず他国とも差が開いてしまう可能性が浮き彫りとなった(図表2-3-3-2)。