我が国が抱える様々な課題(人口減少、少子高齢化、医師不足、災害対応、地域経済の衰退等)を解決するため、それぞれの地域において様々な取組がなされており、総務省では、これらの地域課題の解決に資するICTの利活用の普及促進を目的として、地方創生に資する先進的な地域情報化事例を広く募集し、表彰を行っている(図表6-6-2-1)。
「地域情報化大賞2015」においては、平成27年10月から11月にかけて募集を行った結果、85件の応募があり、地方創生に資する「地域情報化大賞」として、ICTにより水産資源と海洋環境を見える化することで、持続可能な遠洋漁業を可能にした、「IT漁業による地方創生(公立はこだて未来大学マリンIT・ラボ)」が総務大臣賞に選ばれた(図表6-6-2-2)6。また、平成28年3月に東京都内で開催された「地域ICTサミット2015」において、本賞の表彰式と併せて、地域課題の解決に資するICT利活用の優良事例の横展開に係る課題や解決策等について議論がなされた7。
6 地域情報化大賞2015:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000103.html
7 なお、2014年度の地方創生に資する「地域情報化大賞」表彰事例について映像コンテンツを制作し公開している:
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/local_support/ict/taisho/index.html